犬を室内で飼うって本当にステキなことなのですが、唯一、抜け毛が問題。洋服やソファに毛が張り付くし、床を歩くと靴下が毛だらけになってしまうようでは、デメリットが大きすぎます。そこで、毛が抜ける大型犬2頭と暮らす我が家でのルンバの活躍ぶりを紹介しましょう。
ルンバは犬の抜け毛をどれくらい掃除してくれるのか
我が家では、2頭の大型犬を飼っています。もちろん室内飼いです。
犬種はジャーマン・シェパードと、ジャーマン・ワイヤーヘアード・ポインターという犬種ですが、どちらもめちゃくちゃ毛が抜けます。シェパードはフワフワとした毛がたくさん。ワイヤーヘアードポインターの方は、サラサラとした10cmくらいの長さの毛がたくさん落ちます。
私は犬はもちろん大好きですが、できれば綺麗な家で過ごしたい・・・。本当は毎日2回掃除機を掛けたいところですが、仕事もあるし、子供も小さいのでなかなか時間が取れないのが現状。
そんなわけで、忙しい私の強力な助っ人になってくれているのはルンバです。今使っているのは2代目で、Roomba780です。
内緒ですが、ひそかに「アルフレッド」と名付けて可愛がっています(笑)、何故アルフレッドかって?そりゃ、バットマンの執事ですよ!アルフレッドのように有能な執事になって欲しいという願いを込めて名付けました。今のところ掃除以外はしてくれませんが、そのうち私の身の回りの世話をあれこれしてくれるようになるかも・・・・(笑)。
さて、ルンバがどれだけ犬の毛を吸い取ってくれるのか、皆さん気になるところでしょう。
①障害物の裏の犬の毛は残り、隅々まではきれいにならないが、点数は70点と先ず先ずの出来。ルンバ、敢闘。
結論から言うと、部屋の隅々までは綺麗になりません。人間が掃除するのとはやはり違います。人間が掃除した場合を100点とするなら、70点くらいの出来栄えかな。
でも、これはルンバの能力というよりは、暮らし方の問題と言った感じです。うちのリビングルームは四角い形ではありませんし、ソファやらテーブルやら、観葉植物やらいろいろ置いてあるので、その上でルンバに「完璧に」掃除をすることを求めるのは酷ってものでしょう。障害物の裏なんかは、どう転んでもルンバが入り込めるようなスペースがないですから、そういう所に犬の抜け毛が溜まります。
でもですね、これはあまり大きな不満要素にはなっていません。毛が溜まる場所に手を入れて、定期的にゴソっととれば良い訳ですから、さほど手間ではありません。
②ルンバの犬の毛お掃除能力は確実!平面部分のお掃除に関しては90点の高得点!
重要なのは、平面の部分に広範囲に散らばっている毛がどれだけ取れているのかです。人間が掃除機を掛けるとなると、一番時間がかかる平面部分をどれくらい掃除して切れているのか、です。
この点に関しては、90点!4~50分かけて念入りに何度も同じところを行ったり来たりしながら床全体をきれいにしてくれます。毎日ダストボックスは毛でいっぱいです。ちなみに、息子が放置したレゴのパーツなんかも軽く吸い込んでいたりするので、パワーも結構あります!
③ルンバのスケジュール機能が、犬と暮らす家庭に超絶便利!
ルンバさんは、小さな体のくせして、お掃除中は意外とうるさいんです。ふつうの掃除機に比べれば全然マシですが、それでも静かにパソコンに向かいたいときなどには気になります。そんな時に超絶便利なのは、スケジュール機能。家にいないときにお掃除をして置いてもらうように設定しておけば、帰宅時にはきれいなお部屋が待っている~♪
うちでは、早朝皆が起きる前にルンバさんにお掃除してもらっていました。朝起きた時に抜け毛が落ちていないのあ、想像以上に気持ちがいい!
犬を飼っている家庭にルンバを導入するデメリット
メリットもあればデメリットもあるのが悲しいところですが、デメリットとして挙げられるのは以下の3点。
①ルンバのダストボックスが意外と小さい。小型犬ならOKかも。
なにせ大型犬2頭分です。ルンバのダストボックスはさほど大きくありませんのであっという間にいっぱいになってしまいます。時には、掃除が終わっていなくてもダストボックスがいっぱいになってしまって、掃除が終了になってしまっていることがあります。
②ルンバのブラシに絡みついた犬の毛を取るのがちょっと面倒。
ルンバにはブラシが2種類内臓されています。ブラシがついているものと、ゴム状のものがありますが、特にブラシの方に毛が絡みつきます。フワフワのシェパードの毛に、ポインターの長毛が混じって、もうガッチガチになっていることもあります。だからと言ってお掃除が止まってしまう事はあまりないのですが、毎日のブラシを外してお掃除するのは、結構面倒・・・・。
とはいえ、部屋中に掃除機を自分で掛けることを考えると、ブラシの掃除くらいで文句言ってちゃいけませんがね(笑)。
③ルンバと犬のコラボは大惨事を引き起こす可能性がある
そして、最後にもう1点、とても大きなデメリットが・・・・・
先ほど、スケジュール機能が便利だという事はお話しましたね。以前は、皆が起きてくる前にお掃除が終わるように早朝のうちのお掃除が終わるように時間をセットしていました。
でもね・・・
これが失敗でした。 ルンバが引き起こした大事件を聞いてください・・・。
ルンバと犬がコラボして起こした大事件
普段、うちの犬たちはリビングルームで寝ています。以前は私たち夫婦と一緒に寝室で寝ていたのですが、子供が生まれてから、ベビーベッドやらベビー箪笥で寝室が手狭になったため、犬たち二人はリビングルームで寝るようになりました。
事件の日、主人(外国人)の両親がうちに滞在中でした。朝、私たち家族よりも早く起きた義母が、すごい形相で鼻をつまみながら私の寝室に入ってきました。私と義母は言葉が通じないので、何を言わんとしているのか分かりませんでしたが、仕切りにリビングルームの方を指さしながら何かを訴える義母に、なんとなく嫌~な予感はしましたね。
恐る恐るリビングルームに行ってみると・・・・
アッチャー!!!!!
犬がですね・・・・夜の間にお腹の具合が悪くなったらしく、どうしても我慢できずにリビングルームで大下痢の粗相してしまっていたんです。うちでは、犬たちは普段は屋外でしか排泄しませんので、家の中にはトイレを置いていません。室内で粗相をすることなど滅多にないので、油断していました。
大型犬の下痢です。なにせ大量です。
その上を、お掃除に忠実なルンバが縦横無尽に走り回り、ブラシに下痢を絡めとり、ソレを部屋中に塗りたくってくれました。本当に、部屋中にです。部・屋・中!
新築して2年の家。
奮発して張った貼った天然無垢の床。
自宅だとは信じがたいような臭気が漂う部屋で呆然と立し尽くす私を見て、なんだか情けなさそう~な犬たち。
でも彼らに罪はありません。
もちろんルンバにも罪はありません。
私にも・・・罪はないと思います。
もう、こうなったら笑うしかなかったですね~。アッハハー、ですよ。 犬たちも、私たちと一緒に寝室で寝ていたらピーピー言ってお腹の調子が悪いことを知らせてくれたでしょう。
ごめんよ、きっと犬も散々我慢して、つらい思いをしたでしょうに。出ちゃったのは不本意だったでしょうに(笑)。
あと33年残っているローンのことがふっと頭をよぎりましたが、そういうことは考えないようにしましたとさ。それ以来、ルンバを早朝にセットするのは止めました。私が外で仕事をしている午前中にお掃除をしてもらうようにしました。
犬とルンバを仲良くさせるためのしつけ方法は?
犬が怖がるからルンバは使えない
犬が吠えるからルンバは使えない
なんて話をたまに聞きますが、しつけも何もないですよ。「慣れ」です。それだけ。難しいしつけとか、仲良くさせるためのプログラムとか、一切ナシです。
無駄吠え対策として有効な方法の一つとして、「完全無視」がありますが、ルンバさんは、コレ、大得意なんです。犬がどんなに吠えてもガン無視で黙々と掃除を続けます。
犬はそのうちつまらなくなって相手にしなくなりますので放っておいてください。
怖がってしまう犬も、放っておいてください。毎日毎日ウインウイン言いながらグルグル回っているだけで、襲ってくるわけでもない事はすぐに分かります。
うちでは、もう6年ルンバを使っていますので、うちの犬たちも今はルンバがお掃除していても驚きもしません。
動画を貼っておきますね。
ルンバと犬の抜け毛、最終的な評価は?
90点!
ルンバのお掃除能力に関しては、文句はありません。これだけの仕事をしてくれているルンバさんには感謝の気持ちしかございません。
犬の抜け毛で悩まれている方はぜひルンバさんの導入してみてくださいね~。
ルンバのシリーズごとの進化は?新しい方が犬の毛対策に良い?
前述しましたが、今使っているのは2代目で、Roomba780です。2年ほど使っています。
初代は500シリーズの「ペットシリーズ」という、ペットの毛に特化したものでしたがでしたが、現在の780シリーズと比べると性能は劣っていたと思います。ペットの毛に特化していると言っていつつ、犬の毛がブラシと本体をつなぐ歯車部分に入り込んでしまい、それが摩擦を起こして熱を発し、歯車が融けてしまい、部品交換という事を繰り返しました。
現在の780シリーズはそのような問題は一切起きていません。かなりのヘビーユーズで、酷使しているつもりですが、子供のおもちゃを吸い込んでしまったり、狭いソファの下で引っかかってしまったりして、エラーが出ても一度も壊れていません。 前述の事件の後は水洗いできる部分はすべて水洗いしましたが、大丈夫でした!
今では最新式の900シリーズが出ていますので、さらに期待できそうですね!お値段高いですが・・・。